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2016-04-07

THE OYATSU Vol.3|「カクテルが生み出す非日常性」

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GUEST|野村空人(FUGLEN TOKYO)

3月28日(月)の夜、渋谷FabCafeにて「FUGLEN TOKYO 」のバーテンダー・野村空人氏をゲストに「THE OYATSU Vol.4」を開催。

第3弾となる今回は、改装した民家にノルウェーの文化を詰め込んだスタイリッシュなカフェ&バーFUGLEN TOKYO(フグレン・トウキョウ)でバーテンダーとして腕をふるう野村空人氏。昼はカフェ、夜はバーというカジュアルな空間でカクテルを作る彼に「カクテルが生み出す非日常性」というテーマで話を聞きました。

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バーテンダーになる前は、アートを学び、アーティストになろうと思っていたそう。英語とアートを学ぶため、イギリスへと渡ります。しかし、学んでいたアートに違和感を感じ中退。そんな折、声をかけてもらい働いたのが、ラウンジバーのお店でした。そこでたくさんのバーテンダーと出会い、会話を繰り返していくなかで、カクテルもクリエイティブだと思うようになります。それから、イギリスでヘッドバーテンダーとして過ごした後、帰国。FUGLEN TOKYOのバーマネージャーに就任します。

野村氏が腕をふるうFUGLEN TOKYOは、時間帯によってカフェとバーが切り替わり、通りからも入りやすいオープンな雰囲気。いわゆるオーセンティックなバーとは異なります。「ここをバーの入り口として使ってもらいたい」そう話す野村氏は、バー初心者が気軽に来て、お酒の嗜み方を覚えてもらえるような場作りを目指しています。

今回のOYATSUは、ノンアルコールのイチゴミルクシェイク。ノルウェーのバーテンダーから聞いたというフルーツとビネガーと砂糖をミックスした「シュラブ」が使われています。イチゴミルクシェイクに FUGLENのコンセプトであるノルウェーならではの素材を加えるとともに、日本の要素としてゆかりを入れることで、さらにひとひねり加わった味わいとなりました。「食材の色が合うものは、味も合う」という法則のもと、赤色で共通するイチゴとゆかりを混ぜるていったそう。
OYATSU提供時には、客席の目の前で野村氏によるカクテル作りの実演もあり、バーテンダーの手際良くしなやかな所作も垣間見ることができました。

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今回のテーマ「非日常性」についての話では、バーは重たい扉や密閉された空間によって非日常性を作っています。近年は、FUGLEN TOKYOのように徐々に異なる形のバーも出てきているそう。空間を演出するためには、音楽も欠かせません。音楽によって気分が変わり、味も変わってしまうほどです。さらに、適度なノイズは、リラックスを生むそうで野村氏のシェイクの音で眠ってしまったお客さんもいたのだとか。
そんな空間を司るバーテンダーに対しては、距離の取り方、話し方、顔の覚え方などバーテンダーならではの能力をどうやって身につけているのか素朴な疑問もぶつけてみました。

また、イギリスでの経験などもふまえ、カクテルの発信地であるロンドンやニューヨークのトレンドも紹介。今、世界で注目されているバーや、どのようなスタイルが流行っているかを聞いて行きました。「スピークイージー」、「ボトルドカクテル」など、現在進行形のトレンドとそれぞれで有名なバーとしてロンドン「ECC」、NY「PDT」、「ホワイトライアン」などの名前が挙がりました。

当日は、「カクテルガイドブック」を配布。最初に飲むべきカクテルや、クリエイターが行くべきバーを野村氏のコメント付きで紹介。初心者からベテランまでオススメしたいカクテルの情報を掲載しました。

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野村空人(FUGLEN TOKYO)
20代はロンドンでバーテンダーとして働き、最後の2年間をヘッドバーテンダーとして過ごす。帰国後は、「FUGLEN TOKYO(フグレン・トウキョウ)」のバーマネージャーに就任。カジュアルなカクテル体験を入口に、お酒のたしなみ方をより多くの人に知ってもらうべく、今日もフグレンで腕をふるう。
FUGLEN TOKYO:www.fuglen.com/japanese/

Photographer:Kazuki Takahashi